ご挨拶
当財団法人は、昭和36年(1961年)発足当時、いわゆる寝たきり老人に寄付などをする事業を展開しておりましたが、わが国経済の発展と成熟化は、ものの豊かさから心の豊かさへと価値観が変化し、それと共に高齢化が進み、寝たきりにならないための対応が必要となってきたため、事業方針を転換し「援助よりも予防」という「予防福祉」を概念にかかげ、約30年の間、社会福祉活動を展開しました。
平成24年(2012年)より、あらたな事業として創始者である杉山武夫氏(タカラベルモントグループ関係会社の創業者)の精神である『照千里・守一隅(一隅を守るは、千里を照らすなり)』を引き継ぎ、『美と健康』の大事さをひとりでも多くの人に感じてもらうために、高齢者施設・障がい者施設に赴き「訪問美容」を展開するボランティアグループとタイアップした事業を開始することになりました。
この「訪問美容」により、高齢者の方にはメイクアップすることで、若かったころに戻り、笑顔で元気な老人になってもらい、障がい者の方にはキレイになる楽しみを感じてもらい、美しくなることで健全な心を持ち、健康になれるということを体感できる時間を提供したく思っています。
これからも当財団は、社会のお役に立つことはもちろん、ひとりでも多くの方に喜んで頂ける事業を展開してゆく所存です。
一般財団法人 タカラ杉山社会福祉会
理事長 吉川秀隆